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融資を受けるコツ

このページでは、資金調達にあたって法人として融資審査に通りやすくするためのポイントなどを紹介します。

決算書がすべて!ビジネスローンという法人融資の仕組み

ビジネスローンという法人融資の仕組みのイメージ銀行からの融資による資金調達法の一つであるビジネスローン。スピード決済、無担保、第三者連帯保証人が要らないことなど、スムーズに資金調達ができると話題になっています。

銀行にとってはリスキーともいえる融資方法です。通常、銀行が融資する際は厳しい審査が行われ、資金使途はもちろんのこと、返済計画、債権の弁済を確保するための担保や保証などの保全面、過去の信用情報などを詳細に調べられたうえ、一定の基準に達した場合に融資が決定するものです。

テレビドラマなどでも、中小企業が新商品開発のために資金調達の必要が出て、銀行に融資を依頼に行き、断られるといシーンを見たことがあるという方も多いと思います。実際、融資を受けることは簡単なことではありません。

それが、ビジネスローンの審査は最短即日、長くても数営業日で融資判断されるスピード対応が魅力。では、その短期間にどんな審査をしているか、そして審査に通って融資を受けるためにはどういった工夫が必要かを考えてみましょう。

コツその1「良い決算書」

手軽で敷居が低いようにも思えるビジネスローンですが、あくまでも融資ですから、まずポイントになるのは「良い決算書」を用意すること。

決算書とはどのような役割を持っているのでしょうか?
決算書は貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書などの財務諸三表と株主資本等変動計算書のこと、企業の経営の状態や財務に関して正確に把握するための書類です。

利益が出ているのか、昨年度と比較して業績が伸びているのか、計画通りに進んでいるのかをまとめるのが決算書です。決算書を見れば、健全な経営かどうかを判断することができます。

決算書を作成する目的

この決算書を作成する主な目的は以下の4つです。

  • 税務署への確定申告
  • 金融機関が企業への融資を行う際の審査
  • 株主(出資者)に対して提供された資金の運用状況などを報告する
  • 利害関係者が企業に対して経営状態を判断する

このような目的のために作成されています。

貸借対照表は資金調達と資金運用についての状況を表す書類です。資産の部でどのように資金を使ったかという資金運用について、負債の部でどのように資金を集めたかという資金調達の状況を示します。資産から負債を差し引いた純資産と、資産、負債のバランスを考えなくてはないりません。資金調達できても、資金運用が上手くいかなくては利益は生まれないからです。そのため、貸借対照表はバランスシートともいうのです。

損益計算書は企業の営業活動の利益と費用の状況を表す書類です。どの程度利益があり、利益を出すためにどの程度費用を使ったかということを示します。

キャッシュフロー計算書は損益計算書だけではわからない、お金の流れを示す書類です。営業活動、投資活動、財務活動の3つのバランスが大切です。

これらの書類から、どのような企業であるのかということが、お金のことだけではなく、どのような戦略があり、どのような価値があり、どのような将来性があるのかというところまで見えてくるのです。

「決算書など、確定申告のときにしか見ない」「決算は経理に任せている」細かな数字が伴うことはつい後回しにしてしまいがちですが、決算書はまさに、企業を映す鏡のようなもの。企業で依頼している税理士や会計士などと、積極的にコミュニケーションをとり、経営に必要な財務に関する知識を身につける努力が必要です。

コツその2「事業計画と資金計画」

事業と資金に関する計画を万全にすることが、ビジネスローンの融資を可決する大切なポイントです。そこで事業と資金に関する計画書を作成する必要があります。

融資を受けるために必要な書類は、決算書だけではありません。確実に融資の可決を得るためには他にも必要な書類があります。

融資を受けるために必要な書類

  • 決算書
  • 商業登記簿謄本
  • 事業概況の書類 
  • 資金の使途(借入金の使い途)
  • 事業計画書

「事業概況説明書」は、平成18年の税制改正で確定申告する際の添付書類として提出が義務付けられるようになりました。事業内容、支店、海外との取引、期末従業員等の状況、経理、電子計算機の利用状況に関してなど、企業における事業の状況を把握するための項目が記載されています。この事業概況説明書は融資を受ける際にも提出します。

「資金の使途」に関しては、具体的な数字を出して説明できるようにすることが重要です。

一般的に融資をうけるうえで絶対に言ってはいけない言葉があります。それは
「いくら貸してもらえますか」「いくらまでなら借りられますか?」というもの。

必要な資金額が明確になっていて、その資金をどのような目的と内容に使うのか、どのように事業を展開していきたいのか、ということが計画されていないとみなされてしまいます。ビジネスローンにおいても同じような気持ちで事前に綿密な計画を練っておかなければなりません。

事業計画書を作成する際に気をつけるべきポイント

「事業計画書」も、しっかりと作成しましょう。事業計画書を作成する際に気をつけるべきポイントをまとめました。

  • 自社の強みや経営理念などを明確にする。
  • 事業内容について詳細に書く(ターゲット、需要、将来性に関してなどもアピールすると良いでしょう)。
  • 仕入先や販売先など取引企業などを書く。
  • 資金計画と返済計画は現実的な数字を書く。実現可能であるという堅実さを示す。

以上のようなことを念頭に入れて、事業計画と資金計画に関して、明確に資料として示せるようにしておきましょう。

コツその3「利益計画に関しては短期、中期、長期的視野を持つ」

審査では、資本の合計額が資本金よりも上回っているか、前期と比較して、今期は黒字に転じているか、などがチェックされています。

決算書類の数字から「純資産」などのバランスを見て、「会社の経営は健全か、問題がないか」ということを見られているのです。

また、資産においては、換金性が重要視されます。換金性がないと、資産とはいえない場合もあります。

これらの項目に関して、さまざまな視点から総合的に見て、事業や経営に問題が無ければ信頼できる会社として審査に通り、融資が下ります。

そのほかにも、回収できていない債権があるかどうか、在庫を水増したり、固定資産などの状況に関してなども厳しく審査されます。

そのうえで「信頼できる安全な企業」だと認められれば、融資額だけでなく金利の面でも優遇されます。資金計画を立てる際には、長期的なビジョンとともに、短期的な利益計画もチェックしましょう。

審査は決算書の内容をシステマチックに点数づけする

ビジネスローンの審査はスコアリングシステムを使って決算内容を精査します。これは業者による違いはあるものの、決算書の数字から融資可否、融資額、金利、返済期間を自動算出するもので、ヒトの意志などが介在する余地はないのです。銀行だと事業計画や担保価値の調査なども実施するため時間がかかり、場合によっては将来性なども加味してくれることもあるのですが、ビジネスローンは短時間での判断がメリットである反面、システマチックな審査となることは知っておいてください。

業績悪化する前に融資の相談をしておく

決算書をシステムで審査するわけですから、業績が悪化してから融資を申し込んでも審査には通りにくくなります。仮に融資がおりたとしても、業績が悪い法人に対する貸付は金利も高くなるのが常識。

そこで、ビジネスローンを利用するなら早めの段階で申し込むのが得策です。また、決算書も普段からきちんと整理して、内容をよくまとめておくといいでしょう。税理士に相談して、融資審査に通りやすい決算書になるよう心掛けるのも健全経営に役立つはずです。

日頃から複数の銀行系ビジネスローンを利用しておく

無理な借金をする必要はないのですが、経営という視点で見た場合、個人事業主でも中小企業でも平時から複数の金融業者と取引しておくことには意味があります。特に銀行はグループ企業としてビジネスローンを扱っているところもあるので、取引実績があればいざという時にもプラス材料になるでしょう。

事業規模が小さいとメインバンクはひとつに限定してしまいがちですが、融資を受ける際は上限が決まってしまうので、複数と取引をしておけばトータルの融資額が増える可能性もあります。

ビジネスローンの狙い目は新規参入業者や決算期前など

ビジネスローンの審査は業者による違いがあると書きましたが、審査が甘いといわれるのは新規参入企業。競合他社より実績が少ないことから、実績を増やすためにやや審査が甘くなる傾向があるわけです。例えば、個人向けローン専門だったところや、有担保ローン専門だったところが無担保のビジネスローンに参入した場合などがこれに該当します。

また、業界全体の傾向として、決算期前の2~3月半期決算前の8~9月は他の時期よりも融資が通りやすいともいわれています。融資する側も営利企業ですから、決算前に目標数字を達成するため普段よりは審査を甘くする可能性は十分にあります。12月は借り手企業側が社員のボーナスや年末年始の仕入などで資金需要が増えるため、ビジネスローンの繁忙期でもあります。この時期も顧客獲得という意味で貸し手側も積極融資に出るといわれています。

ビジネスローンの審査に通らない人の特徴

事業はうまくいっているのに融資を断られるなど、特にビジネスに問題がなくても融資を受けられないとき、実は人柄を見られている可能性があります。提出書類の作成が雑だったり、服装や態度がよくなかったりすると、審査に落ちることもあるのです。

決算書などの数字だけを完璧にしてもダメ

信用に足る人物かどうかもチェックされている

ビジネスローンは、あくまで会社に対して貸し出すものなのだから、個人的な面は関係ないと考える人ほど、審査に落ちる傾向にあります。資産状況はもちろんのこと、その人物の態度や服装、言葉遣いまでチェックされていることを念頭においてください。

確かに今では面談不要で審査が行われるビジネスローンもあり、そうした面が見られないケースもあります。ただし、その分このようなローンは数字がすべてです。自動的に点数をつけられ、点数が足らなければ審査に通ることは難しいでしょう。

面談がなくても注意したい点

面談がないからといって、書類の内容が完璧なら大丈夫とは限りません。例えば、申し込んでから必要書類の提出までに時間がかかってしまうと、借りる意欲が低いと判断されます。また、誤字脱字にも注意が必要です。自筆ではなくとも、こうしたところでどのような人物か判断され、信用を落としてしまうこともあるのです。

融資をスムーズに受けるために不可欠な書類の準備

提出書類に態度や不備があると融資が遅れる

融資をすぐに受けることができる事業者もいれば、なかなか受けられない事業者もいるのは、不良債権の有無や経営状態の善し悪しだけが原因とは限りません。例えば、提出書類がそろっていないという基本的な不備が原因の場合もあります。

提出書類が比較的少ないとされるノンバンク系でも、希望する融資額が多額になるケースでは、別途追加書類の提出が必要となることがあります。必要な書類をよく確認しておくことは重要です。

提出する書類は原本のコピーですが、かすれているなど読みづらいものだと審査も遅れます。良い印象を与えるためにも、コピーはきれいにとるようにしましょう。

ありがちな書類不備

ビジネスローンの場合、本人確認書類や収入証明書類のほかに、事業に関する書類を求められます。決算書である貸借対照表や損益計算書、キャッシュフロー計算書は基本です。2年分の決算書が必要なのですが、よく間違えるのが2期分の決算書と勘違いしてしまうことです。

登記事項証明書も提出を求められますが、法務局に直接行かず、オンラインで手に入れようとすると1週間はかかります。なかなか提出できないと疑われてしまいますので、こちらも早く手に入れるようにしましょう。

社長の身の潔白とビジネスの質を問われる計画書もポイント

計画書や状況確認書はより丁寧に

資金計画書や事業状況の確認書、事業計画書などは金融機関のフォーマットに従って記入し提出するものですが、これに不備があると融資を受けることは難しいでしょう。融資するに値するビジネスだということを理解してもらうためにも、必要事項を正確かつ丁寧に記入することが重要です。

社長自身に問題があるパターン

税金が未納であったり、嘘の申告が見つかったりすると、当然ながら審査で落とされてしまいます。たとえ不利な面があっても、隠さずに申告するほうが賢明です。
また、社員に対して横柄であるなど、居住まいを正していないようでは、信用が得られません。そうなっては、融資を見直されることになるので、十分注意しておきましょう。

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40代で運送会社を設立してから、はや10年。何とかやっていますが、資金調達には苦労ばかり。
同じ境遇の方に少しでも役立っていただければと思いサイトを立ち上げました。

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