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返済方法

複数ある事業者向けローンの返済方法について、概要や返済例を紹介します。

返済方法と返済例から理解する事業者向けローンの仕組み

事業者向けローンの返済方法としては以下の4つが主なものとなります。返済例と合わせてご覧ください。

元金均等返済方式

事業者向けローンの返済のイメージ文字通り元金を返済期間で均等割した金額に、月々の利息をプラスして支払う方式です。初期は利息分の金額が比較的大きいため、返済の負担にもなりますが、一定期間を過ぎれば月々の返済額が少なくなるのがポイントです。

  • 返済例/借入100万円、金利15%、返済期間12ヶ月
  • 返済総額/1,081,250円
  • 利息総額/81,250円
  • 初回返済額/98,333円
  • 最終返済額/84,587円

元利均等返済方式

毎月の返済額が均等になるように元金と利息を配分する方式。返済額が一定になるため事業計画を立てやすいのがメリットですが、元金均等返済方式と比較して返済総額が高くなってしまいます。

  • 返済例/借入100万円、金利15%、返済期間12ヶ月
  • 返済総額/1,083,100円
  • 利息総額/83,100円
  • 月々返済額/90,258円

元金一括返済方式

任意の返済日を決めて元金はその時に一括返済して、それまでの期間に利息を支払う方式。利息だけを返済する期間の負担は少ないものの、一括返済できる入金のあてがあることが前提となります。

  • 返済例/借入100万円、金利15%、返済期間12ヶ月
  • 返済総額/1,152,868円
  • 利息総額/152,868円
  • 月々返済額/12,739円

残高スライドリボルビング方式

月々の返済額が借入残高次第でスライドして、特定の金額となる方式。最小返済額が設定されているので、借入残高に比例して返済額も減っていきます。

  • 返済例/借入100万円、金利15%
  • 借入残高100万円の月々最低返済額/20,000円
  • 借入残高50万円の月々最低返済額/10,000円

そして、これに加えて余裕のある時に前倒しで返済する繰り上げ返済に対応しているローンもあります。

事業者向けローンの返済方法は資金繰りによって使い分ける

返済方式はローン商品や業者によっても違いがあり、一般的に事業融資専門業者のビジネスローンなら元利均等返済方式カードローンタイプなら残高スライドリボルビング返済方式を採用しているケースが多いようです。

また、それぞれの特徴は借り手側の資金繰りとの相性も考えて選ぶ必要があります。一定期間の運転資金として借りるなら元利均等返済方式がわかりやすく、直近の返済をできるだけ伸ばして先行きの入金で一括払いしたいなら元金一括返済方式を選ぶといった使い分けがいいでしょう。

返済方法別!ビジネスローンの返済シミュレーション【借入金100万円・金利15%の場合】

元利均等返済方式と元金均等返済方式では、実際にどれくらい返済の負担が変わるのか、具体的な数字を当てはめてシミュレーションしてみました。

想定するビジネスローンの借り入れ条件は、「借入金100万円、金利は固定で年15%」です。元利均等返済方式と元金均等返済方式でローンを利用した場合と、返済回数を12回と24回に設定した場合とで、それぞれどうなるのか見てみましょう。

借入金100万円を金利15%・12回の元利均等返済方式で返済する場合

元利均等返済方式は、「元金と利子の比率を調整することで、毎月同じ金額を返しつづける」という返済方法です。100万円を金利15%の12回払い、元利均等返済方式で借りた場合、毎月「90,258円ずつ」返済することになります。

12回の返済を終えたときの総支払い額は「1,083,100円」となり、合計で「83,100円」の利息がかかった計算です。

借入金100万円を金利15%・24回の元利均等返済方式で返済する場合

では、つぎに同じ条件・同じ返済方法で返済回数を倍の24回に伸ばしてみましょう。元利均等返済方式の場合、24ヶ月間ずっと「48,487円ずつ」返済していくことになります。月々の返済額は変わりません。2年間での総支払い額は「1,163,680円」であり、2年間の利息は「163,680円」です。

比較してみると、「返済期間を2倍にすると、1年間で支払う利息の負担は12回払いより少し減る」ことがわかります。

借入金100万円を金利15%・12回の元金均等返済方式で返済する場合

つづいて、100万円を金利15%、12回返済の元金均等返済方式で返していく場合のシミュレーションをしてみましょう。

元金均等返済方式の場合、毎月一定額の元金を返済し、元金が減ったぶん利子が毎月少しずつ安くなっていくため、返済額は毎回変わります。12回返済の場合、初回の返済額は「95,833円」で、最後となる12回目の返済額が「84,375円」です。おおよそ、毎月1,000円ずつ返済額が減っていきます。

1年間の支払い総額は「1,081,250円」で、利息の総額は「81,250円」です。同じく12回で返済する元利均等返済方式と比べると、元金の返済を優先するぶんこちらのほうが支払う利息の総額は小さくなります。

借入金100万円を金利15%・24回の元金均等返済方式で返済する場合

同じ条件で、24回払いで返済するケースも見ておきましょう。24回返済の場合、初回の返済額は「54,167円」です。最終回である24ヶ月目の返済額は「42,188円」なので、大雑把にいって毎月500円少々返済額が小さくなっていきます。

2年間での支払い総額は「1,156,250円」で、利息の総額が「156,250円」です。

どの返済方式を選び、何回払いにするべき?

それでは、ここからは

  • どのような場合にどの返済方式を選ぶべきなのか
  • 何回払いにすべきなのか

について詳しく解説していきます。

売上が安定しているなら元利均等返済方式がおすすめ

もし、今後の売上予定がしっかり立っていて、少なくとも1年以上安定した売上を確保できる場合は、毎月一定額を返済していく元利均等返済方式を利用するとよいでしょう。

売上が安定しているなら、多少利息が増えても無理に返済を急ぐ必要はありません。ビジネスローンの返済を一種の固定費と考えれば、今後の売上と支出のバランスも考えやすくなります。

先々の売上が不安定なら元金均等返済方式がおすすめ

元利均等返済方式と元金均等返済方式を単純に比べた場合、元金均等方式のほうが返済する利息の総額が少ないです。もし、先々の売上が不安定なら、まえもって多めにローンを返済できる元金均等返済方式のほうがよいでしょう。

金利の総支払い額では12回払いがおすすめ

支払う金利の総額を比べると、当然24回払いより12回払いのほうが利息は小さくなります。

  • できるだけ短期間でローンを完済したい
  • 資金をどんどん回して完済実績をつくり、今後もっと大きなローンを利用したい

という人は12回払いがおすすめです。

月々の返済負担を減らしたいなら24回払いがおすすめ

多少利息が増えてもよいから、毎月の負担を小さくしたいなら迷わず24回払いを選ぶことをおすすめします。12回払いに比べると、毎月の負担は約半分です。無理せず返済できるなら、精神的な負担も楽になるでしょう。

ビジネスローンが返済できないときの督促の流れと対応法

もし、ビジネスローンを返済できなくなってしまったら督促はどのように行われるのでしょうか。

ビジネスローンは、一般消費者向けのローンと違って借入額も大きく、返済できなくなった場合に保証してくれる「保証会社」が用意されていないケースも多いです。そのため、返済の遅れに対しては厳しい対応をとっています。

ビジネスローンの返済が滞るということは、ビジネスがうまくいっていないという証明でもあります。事業が傾くと、時間が経てば経つほど貸し付けた資金の回収が難しくなっていくため、督促までの動きも迅速です。

ビジネスローンにおける一般的な督促の流れは、「直接連絡による督促」と「法的手段」の二段階になります。

一般的な督促の流れその1.電話等による督促

返済が少しでも遅れた場合、最初に行われるのは「直接連絡による督促」です。初回の督促では、手違いで返済が遅れているといったケースも考えて、それほど厳しい対応は行われません。

ただ、返済できない期間が長くなって何度も督促が行われていたり、ローン事業者からの連絡を無視したりしてしまうと、すぐに法的手段へと進みます。

返済できないときにローン事業者から連絡がきたら、無視せず誠実に対応するのがもっとも有効な対策です。無視だけは絶対に避けましょう。無視するとローン事業者は容赦してくれません。

一般的な督促の流れその2.裁判所を通じての差し押さえ手続き

督促しても返済が進まない場合、ローン事業者がとる行動は法的手段です。裁判所に訴状を出し、借り主の財産を差し押さえるための手続きを進めます。

実際に裁判になってしまうと、できることはほとんどありません。裁判で分割による返済が認められるケースもあれば、差し押さえの指示が出て生活に必要なもの以外すべてを競売にかけられてしまう場合もあります。

裁判に欠席すると100%負けるので、裁判所から連絡がきたら必ず参加しましょう。対応としては、

  • 裁判で返済が難しいことを訴えて返済プランを調整してもらう
  • 裁判が行われるまでにローン事業者へと連絡を取り、示談して訴えを取り下げてもらう

かのどちらかになります。

ローンの返済が遅れると金融機関と取引できなくなる!

ビジネスローンは、一般の借金より督促や差し押さえまでの動きが迅速です。返済が遅れたことによって発生する遅延損害金も問題ですが、なによりビジネスローンの返済ができなくなると、その事業者から今後借入できなくなってしまいます。

場合によっては、金融機関との取引も打ち切られてしまうため、なるべくビジネスローンを返済できない状況が長引かないようにしましょう。

返済が難しい場合は、金利の低いローンへ借り換えよう

返済が遅れると信用情報機関に事故情報が残り、ほかの金融機関からも借入ができなくなってしまいます。返済が難しいと感じたら、すぐにより金利の低い「ビジネスローン」や「日本政策金融公庫」からの借入に借り換えができないか検討しましょう。

もし、出資してくれる相手がいるなら、出資金を返済に回す方法も有効です。

ただし、借り換えや出資による資金繰りには時間がかかります。実際に返済が遅れてから着手すると手遅れになる場合もあるため、返済が難しくなったときどうするか、普段から考えておくとよいでしょう。

「返済できなくなる」まえに相談することが大切!

事業がうまくいかず、返済が難しくなる可能性は誰にでもあります。大切なのは、「返済できなくなるまえにローン事業者に連絡し、相談すること」です。

事前に連絡し、返済の意思やプランを示してローン事業者を安心させれば、一時的に返済額を抑えるなどの対応も期待できます。

耳より情報! 当座預金口座開設のススメ

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管理人プロフィール
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40代で運送会社を設立してから、はや10年。何とかやっていますが、資金調達には苦労ばかり。
同じ境遇の方に少しでも役立っていただければと思いサイトを立ち上げました。

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